私的に珠玉の名作の一つ。
全32巻で、「勝負の厳しさ」を美しく描いた作品です。
中盤は将来を嘱望されながらも厳しい競争に敗れていった棋士達の辿ったあまりに悲しい軌跡が見所です。
物語の4割ほどを占めるA級順位戦では主人公が圧倒的な実力を持ちながらも苦戦する様子が素晴らしい演出力で描かれています。
このマンガの言う「勝負の厳しさ」って言うのは、
能力だけじゃ頂点に立てないってことなんです。
稀世の天稟とそれを開花させる努力、環境、そして天運。
この3つが揃わなければ決して頂点には立てないんですね。
しかも天運に限っては過ぎてみなければ決してわからない。
さらに天運の欠落は時に頂点どころか上位層からも転げ落ちる要因となるんですね。
中盤で様々なキャラを用いてそこら辺を読者に理解させたあと、主人公にその波が襲い掛かる。
しっかり手順を踏んでいるから出せる演出力なワケです。
あともう一点、私が素晴らしいと思ったのは元名人、刈田升三の人物です。
何と言っても、セリフが奥深い。
特に31〜32巻にかけて行われる最終局の後のコメントは一見の価値アリです。
また、要所要所ででてくるキャラクターでもあり、物語全体をつないだりバランスを取ったりしているキャラクターでもあると思います。
余裕があれば是非読んでみて下さい。
私は絶対に良い作品だと思います。
全32巻で、「勝負の厳しさ」を美しく描いた作品です。
中盤は将来を嘱望されながらも厳しい競争に敗れていった棋士達の辿ったあまりに悲しい軌跡が見所です。
物語の4割ほどを占めるA級順位戦では主人公が圧倒的な実力を持ちながらも苦戦する様子が素晴らしい演出力で描かれています。
このマンガの言う「勝負の厳しさ」って言うのは、
能力だけじゃ頂点に立てないってことなんです。
稀世の天稟とそれを開花させる努力、環境、そして天運。
この3つが揃わなければ決して頂点には立てないんですね。
しかも天運に限っては過ぎてみなければ決してわからない。
さらに天運の欠落は時に頂点どころか上位層からも転げ落ちる要因となるんですね。
中盤で様々なキャラを用いてそこら辺を読者に理解させたあと、主人公にその波が襲い掛かる。
しっかり手順を踏んでいるから出せる演出力なワケです。
あともう一点、私が素晴らしいと思ったのは元名人、刈田升三の人物です。
何と言っても、セリフが奥深い。
特に31〜32巻にかけて行われる最終局の後のコメントは一見の価値アリです。
また、要所要所ででてくるキャラクターでもあり、物語全体をつないだりバランスを取ったりしているキャラクターでもあると思います。
余裕があれば是非読んでみて下さい。
私は絶対に良い作品だと思います。
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